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おじいちゃんだいすき 

おじいちゃんだいすき (あかねせかいの本 (10))おじいちゃんだいすき (あかねせかいの本 (10))
(1984/12)
W.ハラント

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おじいちゃん・おばあちゃんを主人公にした話って・・・大概死生観を教えるという形を取るものが多い。
実際に、近いところにいるのだし、死生観について考えるのも、大事よねぇと思いつつ、もっと違ったお話に作れないものなのかなぁと幾分物足りなく感じていた。
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あこがれの機関車 

偶然手に取ったこの絵本に魅入られてしまった。

 「あこがれの機関車」アンジェラ・ジョンソン

主人公は、ミシシッピで家族で綿花摘みをしている黒人の少年。少年には憧れているものがある。
南から北へと走る機関車だ。そして、機関車を走らせる機関士のケーシー・ジョーンズにも。

機関車は、苛酷な現実から希望の土地へ少年を運んでいってくれるものであり、黒人の助手と一緒に機関車を運転する、勇敢なケーシー・ジョーンズは、少年にとってのヒーローである。そして、ケーシーの鳴らす、少年の心に強く響く特徴的な汽笛は、希望の象徴なのだ。

少年の父親の、
「汽笛が遠ざかっても その音は昼も夜も1日中鳴り続け、お前の心に語りかけるのさ」
という言葉が心にしみる。汽笛は、まるで少年に何かの覚醒を促しているかのようである。

初めは、受け身だった少年は、ケーシーの悲劇的な事故を機に変わる。絶望する少年に父親は、

「いいや、終わりはしないさ。他の列車や機関車がかならずあらわれる。」

と語り、少年は、自分の身近にずっと同じ思いを抱えていた人間がいたことに気付くのだ。

同じ思いや願いを分かち合えることの力強さが、感動的に胸に迫ってくる場面だ。



そして、本文もそうだが、どことなく、クリス・ヴァン・オールズバーグに似ている絵も、素晴らしい。
特に、本文6ページの絵が詩的で心に残る。少年が線路を伝い歩く場面で、線路の下は池のようだ。少年の足元には、帽子をかぶった男の影が映り、水面にはハスの葉が浮かび、波紋が広がっていく。少年の心の中でケーシーへの憧れが育っていく心象風景を見事に表した場面だと言える。


ただし、この話は事実を基にしてあるそうで、そんな事情から起因してか分かりにくい部分もあるのではないかと思う。巻末に、簡単に機関士ケーシー・ジョーンズと彼の悲劇的な事故、その時代の黒人が彼に寄せる気持ちを簡単に説明してあるのだが、それを読んだとしても、本文にこれはどういう意味なのだろうかと首を捻らざるを得ない部分があった。

しかし、その部分を差し引いたとしても、この作品の持つ力強さは心を打つ。

筆者の、アンジェラ・ジョンソンは他にも作品を描いているようだが、そちらにも興味が出てきた。

あこがれの機関車 (わくわく世界の絵本)あこがれの機関車 (わくわく世界の絵本)
(2008/09)
アンジェラ ジョンソン

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category: 絵本

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ぼくのおじさん 

家族以外の誰かの存在って貴重だ。

「おじさん」って、その誰かに成り得るし、割とお話にしやすいようだ。
そのものずばり、「ぼくのおじさん」という題のお話がいくつかある。
ひとつは、ジャック・タチ監督の「ぼくの伯父さん」。
もうひとつは、北杜夫の「ぼくのおじさん」。
どちらのおじさんも、駄目人間として大人社会からは冷遇され、でも子供からは慕われる人間として描かれる。

・・・この2つの話から、おじさんって、駄目人間ばかりなのかと思ってしまうが、いやいやそんなことはない。

アーノルド・ローベルは「がまくんとかえるくんシリーズ」で有名だが、寧ろわたしは彼の「ぼくのおじさん」という作品が1番好きだ。

主人公のぼくは、ある日船の事故で両親をなくしてしまう。失意の彼の前に現れたのが、おじさんというわけ。おじさんは、きのはっぱよりも、はまべのすなつぶよりも、そらのほしよりもしわが多いおじいさんでもある。そして、孤独という点では、ぼくと同じ立場だ。
これは、そんな二人が心を通わせていく過程の静かな日々を描いたお話なのだ。

ぼくの緊張をときほぐしてやるために、電車の窓から見える電柱を数える話や、ランプに住み着いているくもの願いを叶えるために真っ暗な中で食事をする話、二人の関係を象徴するようなおじさんの作ったお話、おじさん流の気分が沈んだ時の対処の仕方の話・・・などなど。一つ一つのエピソードが、しみじみと心に残る。

最後の結末は、ぼくにとっては幸せであるはずだけれど、どこか物悲しくもあるのは、おじさんにとってぼくと一緒に過ごした日々は幸せであったという別れの辛さを表す。

年齢を超えた心の交流というとフィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」を思いだす。しかし、あちらは、過去の小さかったおばあさんとの交流であるということが違う。
絵本という限られたページ数で、ファンタジーという手法を使わずにおじいさんと子どもの心の交流を真正面から描いたという点で、とても心に残る1冊。
悲しい話ではないにも関わらず、読むたびになぜか涙が出てくる不思議な1冊。

誰か、映画化してくれないかな、と密かに思っていたりもする。

息子に読んであげられるようになるのは、まだまだ先の話だなぁ。

ぼくのおじさんぼくのおじさん
(1982/06/20)
アーノルド・ローベル

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おじいちゃんのところ 

「おじいちゃんのところ」ヘレン・V・グリフィス(童話館)

なんの事情かはわからないが、ある日お母さんが
「そろそろ、あなたを、おじいちゃんに会わせたいわ」
と言ったことから、ジャネットは、お母さん方のおじいちゃんのところに行くことになります。

母親から聞いていた話では、とても楽しそうだったので、期待をしながら。
でも、待っていた現実は、古ぼけた家と荒れ果てた庭、壊れかけた小屋や柵でした。家畜やペットからも歓迎されているようには思えないジャネットは、失望するのですが・・・。

ここのおじいさんは、こだわりがなく、物事をそのままに受け入れるユーモアのある人です。おじいさんの法螺話に魅了されたジャネットは、おじいさんとの距離を次第に縮めていきます。一緒に過ごすうちに、最終的には、おじいさんの物言いを真似して、言い負かすまでになるのです。そして、おじいさんは、そんな孫娘のことを嬉しく思うのです。

淡々とした筋運びですが、読んでいて心温まる作品です。

「おまえが、なにもしてやらなくても」「そいつは、ただおまえがすきなんだ」

と言うおじいさんの言葉が心に沁みます。詳しい事情は一切語られませんが、これは一種の癒しのストーリーであるのかも知れません。
ありふれた帰郷物語のようでいて、どこにもない理想を描いたようにも思えます。

おじいちゃんのところおじいちゃんのところ
(2007/09)
ヘレン・V. グリフィス

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水曜日の本屋さん 

本屋さんに通い詰める女の子は、彼女と同じように定期的に通っていつも同じ本を読むおじいさんと、知り合いになる。おじいさんが読む本は、いつも同じ。戦争の本。おじいさんは、読み終わる前に本が売れてしまうことを恐れている。
しかし、クリスマスの日、おじいさんの本は売れてしまう。がっかりしたおじいさんだけれと、本屋の店員から貰ったクリスマスプレゼントを見て元気を取り戻すのです。おじいさんが、元気になって、女の子もにっこり。

おじいさんが戦争の本をずっと読み続けているのはなぜか。そして、何故買わないのか、というところで想像力を刺激されます。
戦争にまつわるつらい思い出があるのだろうか、しっかりした身なりに見えるけれど、経済的に困窮しているのだろうか、などとその裏側のドラマまで思いを馳せることができる。

ただ、いいお話だとは思うけれど、本屋が図書館代わりになっているというところにちょっと違和感があります。確かに立ち読みをして中身を確かめるけれど、商品だし…。

小さな本屋さんで、おじいさんは書店員さんと顔馴染でお得意、いい関係を築いているのだろうか。しかし、こういういい関係を築くためには、いつも立ち読みしているだけでは無理な気がするし。

なまじリアリティのあるお話であるだけに、本筋とは別なところに気持ちがいってしまう。
それは、例えフィクションであるとしても、作品世界内部のお話作りに甘さがあれば、単なる作り話になってしまうのではないかと考えてしまうからなのですが。
「一杯のかけそば」とか・・・。

この絵本のテーマって、書店員の粋な計らい?

図書館を舞台にしていれば、あまり違和感がなかったかも、と思いつつ、図書館を舞台にしたら話が成り立たないかとも思ったり。

みんなどう読むのでしょう、と気になります。
・・・気にしすぎ?

水曜日の本屋さん水曜日の本屋さん
(2009/11)
シルヴィ ネーマン

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category: 絵本

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