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幼い娼婦だったわたしへ 

幼い娼婦だった私へ幼い娼婦だった私へ
(2006/07)
ソマリー マム

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自分の体験をそのまま本にするというのは難しい。
しかも、その体験が凄惨なものであればあるほど。
語られる話との距離の取り方、客観的な見方というものがしにくい。
登場人物に自分が出てきてしかも、主人公なのだ。

この本は、完成度というよりもその内容に価値があるということだ。

事実を明らかにしたという。

彼女は、カンボジアで生まれ、知り合いの老人に養女にだされる。
そこから、転落の人生が始まる。
老人の借金の型に商売人のところにやられ屈辱的な体験をさせられる。
大きくなれば、今度は老人が彼女を狙うようになる。
そして、まだ十代のときに軍人と結婚させられる。家計を助ける為に病院に働きに出れば、医師たちにいいようにされる。
信じていた夫の友人には騙され、結果的には売春宿に売られてしまう。

これは、なぜなんだろうと思う。
人身売買の事実以前に、カンボジアでは、家族の絆というものや、人間のモラルというものがないのだろうか。
なせ゛親は、親戚は、安易に子供を売ってしまうのだろうか。
食べるに窮するというわけではないようだ。
日本でも昔東北の飢饉のときには、娘が身売りをした話聞くけれど。
それは、涙の別れだったはずだ。
それとも、これは、人生の裏の部分であり彼女はあくまで特殊であるのだろうか。

売春宿に売られた子供たちは、人間ではなく、商売道具でしかない。
高く売るためには、どんなひどいこともされる。使い物にならなければ、そのままぼろくずのように捨てられる。
進んでこの商売にはいったわけでもないのに、蔑まれる。

この境遇から脱出するためには、いいパトロンを見つけ身請けしてもらうしかない。

幸いソマリーは、ピエールというフランス人と出会うことができた。

そこから、かっての自分の同じ境遇の子供たちを救おうとする活動を始めるのだ。

とても強い人であるし、教育を受ける機会を逃してしまったとしても自分にとって何が一番大事であるのかがわかる聡明な人でもあるのだと思う。

ただし、活動は、上手くいかない。

警察が売春宿と通じているからだ。あるいは、社会そのものが弱者を搾取することをなんとも思っていない風潮があるからだ。 それとも、この事実は、カンボジアの一般市民の人は知らないのか。といっても、カンボジアの男性の女性に対する仕打ちはひどい。ソマリーが外国人と結婚したことは幸せだった。

徐々に彼女の活動は認められてきているようだが、まだその道のりは長くそして困難を極める。


女性が、子供が、老人が、あるいは、少数民族が、病人が・・・虐げられる。
当たり前のように思われている人権だが、それは、実は危ういものだという事実を浮き上がらせてくれる。
そして、わが身を振り返れば、日本だって。
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category: 読書感想

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