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9月の読書会「スピリットベアにふれた島」 

月一の読書会。
これは、9月開催分
久々のヤングアダルトで、今回提案の本はわたしががお願いした。
面白く読んだけれど、感動はしなかったので、他の人はどう読むか興味があったので。

「スピリットベアにふれた島」ベン・マイケルセン(鈴木出版)

スピリットベアにふれた島 (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)スピリットベアにふれた島 (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)
(2010/09)
ベン マイケルセン

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category: 読書会

thread: 児童書 - janre: 本・雑誌

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読書会10月 「エズラ・ジャック・キーツ」 

頭が重く、だるいのは・・・息子の風邪がうつったからだろな。
外出する気にもならず、引き籠り。


絵本の研究会に参加するようになって半年余り。最近は、少しわがままを言って私の気になるテーマを設定してもらっていたり。

10月の研究会のテーマは、「エズラ・ジャック・キーツ」だった。


1.わたしがキーツを選んだ理由。

なぜわたしがキーツを選んだのかと言えば、新日本出版社のアメリカの人権絵本とキーツの絵本の代表作「ゆきのひ」、「ピーターのいす」を読み比べて その描かれ方の違いに興味を持ったからだ。

A.アメリカの人権絵本①~⑤(新日本出版社)と、B.キーツの絵本「ゆきのひ」、「ピーターのいす」の単純な比較

①「ぼくの図書館カード」ウィリアム・ミラー
②「ぼくが一番望むこと」マリー・ブラッドビー
③「私のとくべつな場所」パトリシア・マキサック
④「ママ、お話読んで」バシャンティ・ラハーマン
⑤「ママの図書館」キャリ・ベスト

A.では、迫害を受け差別されてきたという特殊な状況における黒人が描かれ、その絵も写実的である。一方、Bの、キーツの絵本は、黒人の男の子が主人公でありながら、ごく日常的な出来事が描かれ、その内容には一般性及び普遍性がある。絵は、コラージュを併用した単純で装飾的で平面的なもの。

出版された時代も、内容的な違いもあるので、単純な比較は難しいだろうけれど、
AとBの作品における人物像のギャップは何に由来するのか。
また、キーツの絵本がその時代に発行された意味は?
ということに興味を持ち、読書会でキーツを取り上げてもらうことになった。

2.作者について

ネットでキーツを検索しが、参考になるような日本語の文章は、古書店店主の「ユトレヒト」というもののみ。

http://www.utrecht.jp/person/?p=101

エズラ・ジャック・キーツ(1916.3.11~1983.5.6)

・両親は、ポーランド系ユダヤ人で。父親はレストランのウェイター。
・ナショナル・スコラスティク・コンテストでトップ賞を取る。
・アートステューデントリーグ校への奨学金を受ける。
・しかし、経済的事情から、高校卒業とともに働き始め、やがて兵役に就く。
・その後、コリアーズ誌のイラストレーションを描いたり、リーダーズダイジェストの表紙を飾るようになる。
・水彩画がブックレビュー紙挿絵になったり、油彩画がナショナル・アカデミー・デザイン展に展示されたりするようになる。
・1960年代から、絵本を描き始める。
・キーツの絵本は、「絵本の主人公=白人」といった固定観念を打ち破る。
・キーツは、「黒人の子供の良さと美しさを示し、それを皆で分かち合いたかった」と、いう。
・日本人や日本文化に対しても特別な思い入れがあるよう。

以上、「ユトレヒト」より抜粋。

また、「はみだしインディアンのホントにホントの物語」シャーマン・アレクシー(小学館)の後書きにも、キーツに触れた個所がある。

作者が、最初に好きになった本は、キーツの「ゆきのひ」。それは、自分と同じようなマイノリティの人間が描かれていたから。非白人の主人公が登場する本を目にしたのは、その時が初めてだったけれど、それだけではなく、この主人公の孤独と疎外感に共感することができた、という。

そして、それは、アレクシーの作品「はみだしインディアン~」にも言えることで、翻訳者のさくまゆみこさんは、「だからこそ書けた要素」と、それを越えて「だれにでも共通にアピールする要素」の両方を兼ね備えた作品だという。

・・・ということで、やはり、キーツのすごさは、作品世界に特殊性と一般性を兼ね備え、更には、芸術的にも昇華させたところなのではと思わされる。

参考になるネットの資料としては、他に、
キーツ財団?のHP及びウィキペディアなどを少し見た。

http://www.ezra-jack-keats.org/

また、日本人の著作として、

①「絵本図書館 世界の絵本作家たち」光吉夏弥(ブックグローブ社)
②「絵本の歴史をつくった20人」鳥越信(創元社)

がある。

①は、該当部分のコピーをメンバーに頂く。その殆どが、ネットでの文章を翻訳したものだった。キーツの父親のエピソードが感動的。

3.キーツの作品

アメリカでの発表年順に作品を挙げる。

①「ぼくのいぬがまいごです」1960
②「ゆきのひ」1962
③「ピーターのくちぶえ」1964
④「ピーターのいす」1967
⑤「ピーターの手紙」1968
⑥「ピーターのめがね」1969
⑦「やあ、ねこくん」1970
⑧「アパート3号室」1971
⑨「いきものくらべ」1972
⑩「ゆめ」1974
⑪「ルイのひこうき」1978
⑫「にんぎょうしばい」1978

他に
「ぼくとおどりませんか」、「ローラースケートだ!」、「マギーと海賊」、「春の日や庭に雀の砂あびて」などがある。

☆作品の特徴及び自分の感想

・ガッシュによる油彩とコラージュの併用
・黒人及びマイノリティの子どもが主人公
・普遍的な感情や主題を描く。
・話が生き生きとしていて、豊かな作品世界を感じさせる。
・ピーターを主人公にした連作や、ピーターの周辺の友達を主人公にしたものなど、話に何かしらの繋がりがある。
・話の構成、画面作りが巧みで古さを感じさせない。(ただし、絵自体は、初期の物は、顔の表情など漫画的で、ちょっと古臭さを感じる。また、コラージュという手法自体についても、時代を感じさせる。)
・起承転結をきっちり作り込まず、少し外したような話の終わり方など、語り口が現代的。
・初期から比べると、後になるほど段々に絵画的な絵に変わり、コラージュは、減っていく。
・たまに作者と思われる人物が作品の中に登場する。

⑧は、少し毛色が変わった話で、ヤングアダルトとして、十分通用するもの。盲目の人とアパートの少年の交流を描いて感動的。
⑩~⑫では、連続して「ゆめ」をモチーフにして描かれているところに、作者あるいは時代の変化を感じさせられる。

読書会当日、臨時で会議が入ってしまって十分な意見交換ができすず。次回も、「キーツ」を取り上げることに。
わたしは、全体的な感想を言ってしまったので、次は、個々の気になる作品について話題に取り上げることにする。

ゆきのひ (偕成社の新訳えほん―キーツの絵本)ゆきのひ (偕成社の新訳えほん―キーツの絵本)
(1969/12)
エズラ=ジャック=キーツ

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category: 読書会

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